建築と暮らしの交差点 / 法律と現場のあいだで、ちょうどよく。

資料は紙じゃなくてもいい──タブレット活用、始めました

タブレットで“紙”を超える?──Fire HDが地味に活躍している話

Fire HDは“安くて使える”現場道具

最近、業務で意外と使えるなと感じているのが、Amazonのタブレット「Fire HD」です。
iPadに比べて価格が安く、性能的にはやや劣りますが、「資料を見る」「見せる」といった用途ではじゅうぶん。
むしろ使い方を割り切れば、とてもコスパが良い道具だと思っています。

大量資料の閲覧・整理に便利

たとえば、最近の法改正に関する大量のPDF資料。
何千枚にもなるデータを全部印刷するのは現実的じゃないし、場所も取るし、なにより紙がもったいない。

でもこのタブレットにファイルをまとめて入れておけば、サッと見られるし、整理もラク。
ネットがない場所でも事前にダウンロードしておけば問題なし。

お客様との打合せでは、写真やイラストを見せたり、ウェブサイトを開いて説明するのにも便利です。
(唯一の欠点はちょっと重いこと。長時間片手持ちは厳しいかも)

「紙」作業の非効率さに気づく

そんな使い方をしていて、ふと最近思ったのは――
「紙って、もう時代遅れなのかもしれないな」ということ。

たとえば、建築確認申請。
昔から、申請書を印刷し、図面を印刷し、添付書類を揃え、「二部」綴じて紙袋やバッグに詰め、交通費をかけて電車や車で窓口に行く。

身体の移動を伴いますので、もちろんお腹が空けばご飯を食べなくてはならない。
トイレ休憩も必要になりますし…

窓口の時間も決まっている。
担当者と待ち合わせしていれば時間も守らなくてはならない。

そして混雑していれば待たされる……。

何ひとつ良いことがないなぁと思ってしまいます。

ネット完結なら選択の余地なし

ネットで完結するならもはや選択の余地はなしです。
時代はそっちへすでにシフトしているんだなぁ、とおっさんながら何とか付いていこうと頑張っています。

たしかに、ネットに完全に依存することにまったくリスクがないとは言えません。
しかしそんなことはもう言ってられなくなりました。

少しずつ“デジタル側”へ移行を

…それ、本当に今も必要?と、改めて考えてしまいます。

省資源・省スペース・効率化。
全部をデジタルに置き換えるのは難しくても、できるところから少しずつ。

そんな中で、Fire HDみたいな“ちょっと地味だけど便利な道具”が、今の仕事には結構合ってるのかもしれません。