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マイナ保険証とマイナカードの違いとは?スマートフォン対応までわかりやすく解説

マイナ保険証とマイナカードはどう違う?

しくみとスマートフォンでの利用方法をわかりやすく解説

近年、医療機関でも「マイナ保険証」を見かけることが増えてきました。
しかし、「マイナカード(マイナンバーカード)と何が違うの?」「スマホでも使えるの?」という疑問を持つ方も多いと思います。

この記事では、両者の違いと、スマートフォンでマイナ保険証を使うための設定方法をまとめます。


◆ マイナカードとマイナ保険証の関係

まず最初に押さえておきたいのは、

マイナ保険証は“カードそのもの”ではない

マイナカードに健康保険証の機能を付けた状態のこと

という点です。

● マイナンバーカード(マイナカード)

  • プラスチック製のICカード

  • 顔写真付きの本人確認書類

  • 行政手続き、コンビニ証明書、オンライン申請などに利用

  • カード自体に番号・氏名などが記載されている

● マイナ保険証

  • マイナカードを「健康保険証として使えるように登録した」状態

  • 医療機関・薬局の顔認証付きカードリーダーで利用できる

  • 利用には事前登録が必要

つまり、
マイナカード=入れ物(カード)
マイナ保険証=入れ物に追加した保険証機能
という関係です。


◆ スマートフォンでマイナ保険証を利用できる?

できます。
使えるようにするには、スマホに「マイナポータルアプリ」を入れて登録を行います。

● 使用条件

  • NFC(タッチ決済などのかざす機能)があるスマートフォン

  • マイナンバーカードを所持している

  • マイナポータルアプリをインストールしてある

医療機関側も「スマホのマイナ保険証対応」である必要があります。


◆ スマホでマイナ保険証を登録する手順

1. マイナポータルアプリをインストール

App Store または Google Play で「マイナポータル」と検索してダウンロード。

2. ログイン

  • 利用者証明用パスワード(4桁)を入力

  • マイナカードをスマホのNFCリーダーにかざして読み取り

3. 健康保険証の利用登録

  • アプリ内の「登録状況の確認」 →「健康保険証」を選択

  • 「マイナンバーカードを健康保険証として登録」にチェック

  • 登録する

これでスマートフォンでもマイナ保険証として利用できるようになります。


◆ 医療機関での使い方

  1. 顔認証付きカードリーダーで「スマートフォンを利用」を選択

  2. 暗証番号(4桁)を入力

  3. スマホをリーダーにかざして認証

※医療機関がスマホ対応かどうか、事前に確認しておくと安心です。


◆ まとめ

  • マイナカードとマイナ保険証は別物

  • マイナカードに“健康保険証の機能”を登録したものがマイナ保険証

  • スマートフォンでも利用できる(アプリと登録が必要)

  • 医療機関側がスマホ対応であるか確認しておくとスムーズ

医療機関の受付が混雑する場面も増える中、スマートフォンで利用できるマイナ保険証は便利な選択肢になります。
これからマイナ保険証を使ってみようという方は、ぜひ参考にしてください。

参考:厚生労働省/スマートフォンのマイナ保険証利用について