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ダウ平均株価と日経平均株価をわかりやすく解説|建築士がざっくりまとめてみた

「ダウ平均株価」と「日経平均株価」って何?

「ダウ平均って最近よく聞くけど、正直よくわからん…」という人向けに、超ざっくり&わかりやすくまとめました。
……え? 建築設計事務所のブログなのにダウ平均?
ええ、もはやそれ建築と関係なくね?ってレベルですが、まあ気にせずどうぞ。


Part 1:ダウ平均株価とは?

ダウ平均=アメリカ経済の体温計

ダウ平均株価(DJIA)は、アメリカの代表的な株価指数。30社の大型企業の株価をもとに算出され、経済ニュースでもおなじみです。

選ばれし30社

Apple、Microsoft、Coca-Cola、McDonald’sなど、誰もが知る企業が勢ぞろい。選定はS&P Dow Jones社によって管理され、時代とともに入れ替えも。

ちょっとクセのある「株価加重平均」

ダウ平均は株価の「高い会社」がより強い影響を持ちます。時価総額ではなく、株価そのものの高さがカギ。たとえば株価300ドルの企業は、100ドルの企業の3倍影響を与える仕組みです。

そのため、株価が非常に高い企業を採用すると、指数全体のバランスが崩れる可能性があります。実際、Meta(旧Facebook)やGoogleの親会社Alphabet、Teslaといった有名企業は、時価総額では非常に大きいにもかかわらず、ダウ平均には含まれていません。

これは、これらの企業の株価が高すぎて、採用するとダウ平均に与える影響が大きくなりすぎるためです。株価加重平均の“クセ”が、構成銘柄の選定にも影響を与えているわけですね。

一方で、Appleのように時価総額が非常に大きい企業でも、株価が一定水準以下であれば採用されることがあります。実際、Appleは過去に何度も株式分割(例:2020年に1株→4株)を実施しており、その結果、株価が抑えられたタイミングでダウ平均に組み入れられました。

いつ注目される?

FRBの政策発表、雇用統計、金利ニュースなどで大きく動くことが多く、マーケットの“感情”がよく表れます。

どこでチェックすれば?

Yahoo!ファイナンス、Google検索、証券会社のアプリなどで、リアルタイムで確認可能です。


Part 2:日経平均株価とは?

日経平均=日本の代表的な株価指数

日経平均株価は、日本経済新聞社が算出する指数で、東証プライム上場企業のうち225社の株価から構成されています。

こちらも「株価加重平均」方式

仕組みはダウ平均と同様、株価が高い銘柄の影響が大きくなるタイプ。値がさ株(高額株)が指数全体を大きく動かす傾向があります。

採用銘柄はバランス重視

製造業、金融、サービス、情報通信など、さまざまな業種から選ばれていて、日本の産業構造を映す鏡としての役割を果たしています。

TOPIXとの違い

日経平均が株価加重なのに対し、TOPIX(東証株価指数)は時価総額加重。より実態に近い指数として、投資家は両方を見比べることも多いです。


ダウ平均 vs 日経平均:かんたん比較表

項目 ダウ平均株価 日経平均株価
対象企業数 30社 225社
算出方式 株価加重平均 株価加重平均
管理運営 S&P Dow Jones社 日本経済新聞社
代表的な企業 Apple、Coca-Cola、Visaなど トヨタ、ソニー、ユニクロなど
チェック方法 Yahoo! Finance、Google など 日経新聞、証券アプリなど

📎 付録:主要構成銘柄一覧(2025年4月11日現在)

🟦 ダウ平均株価(30銘柄から一部抜粋)

  • Apple Inc.(AAPL)
  • Microsoft Corporation(MSFT)
  • Amazon.com Inc.(AMZN)
  • Johnson & Johnson(JNJ)
  • Visa Inc.(V)
  • Walmart Inc.(WMT)
  • Procter & Gamble Co.(PG)
  • Chevron Corporation(CVX)
  • McDonald’s Corporation(MCD)
  • Goldman Sachs Group Inc.(GS)

※完全な一覧は Bloombergの構成銘柄一覧 をご参照ください。

🟥 日経平均株価(225銘柄から一部抜粋)

  • トヨタ自動車(7203)
  • ソニーグループ(6758)
  • ファーストリテイリング(9983)
  • ソフトバンクグループ(9984)
  • キーエンス(6861)
  • 東京エレクトロン(8035)
  • 信越化学工業(4063)
  • ダイキン工業(6367)
  • KDDI(9433)
  • 任天堂(7974)

※完全な一覧は 日経平均プロフィルの構成銘柄一覧 をご参照ください。


まとめ:どっちも見ておくとニュースがもっと面白くなる

世界経済と日本経済。両方の“代表選手”を知っておけば、日々のニュースの背景も少しわかりやすくなります。

建築とは直接関係ないですが、「今、世界で何が起きているか」を知ることは、暮らしや設計の感覚にもつながってくる…かもしれません(←願望)。